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Q&A

インビザラインの失敗に関する
Q&A

このページでは、インビザラインの失敗に関するよくある疑問に答えています。

目次

Q.インビザラインをしても歯並びが良くならないことはある?

インビザライン治療はアライナーで歯にわずかな負荷をかけ、少しずつ動かす矯正治療です。1枚のアライナーにつき歯を動かせる範囲はおよそ0.25ミリ。そのため、1日2日で変化を感じられる人はほとんどいません。時間はかかりますが、医師が立てた治療計画通りに歯が動いていて、治療完了までしっかりアライナーの装着時間を守り続けられるなら歯並びは良くなります

ただし、インビザライン治療だけで良くならないケースも一部あります。症例によっては、インビザライン治療を始める前に歯を動かすスペースを確保する処置をしたり、ほかの矯正治療と組み合わせたりする必要があるのです。インビザライン治療できる症例とできない症例について、川崎エリアでインビザライン治療を手掛けている医師にお話をうかがいました。

Q.アライナーの装着をサボると失敗するのはどうして?

矯正治療は、少しずつ歯に力を加えて歯ぐきの中にある「歯槽骨」という骨の形を変えることで歯を動かして歯並びを整えます。インビザラインはアライナー(透明なマウスピース装置)を20時間以上取り付けて、歯にわずかな負荷を加えて動かしていく方法です。装着時間を守らないと予定通りに骨の形を変えることができず、予定とは違う方向に歯が動いたり傾いたりすることがあるため、失敗につながりやすいのです。

また、装着時間を守らず、予定通りに歯が動いていない状態で、無理やり次のアライナーに移行するのも危険。歯や骨に過度な力が加わり、歯ぐきが下がるトラブルにつながりやすくなります。

Q.治療が完了したのにまた歯並びが悪くことはある?

矯正治療を終了して間もない頃は、まだ歯槽骨が完全にできあがっていないため、歯が動きやすい状態です。歯がもともと生えていた位置に戻ろうとしたり、噛み癖や舌癖の影響で予期せぬ方向に歯が動いたりするので、きちんとアフターケアをしないとまた歯並びが悪くなってしまいます。

これはインビザラインに限らず、すべての矯正治療で起こりうる「後戻り」という現象です。治療完了後に後戻りしないよう、歯がしっかり固定されるまでは保定装置(リテーナー)を使い続けましょう。

Q.インビザライン治療でかみ合わせが悪化することはあるの?

インビザライン治療中は、1日20時間以上マウスピースを装着します。歯ぎしりや噛みしめ癖がある方は、マウスピースの厚みがある分、普段よりも奥歯に負荷がかかりやすいので注意が必要。強い負荷のせいで奥歯が沈み、かみ合わせがズレることがあります。日ごろから、無意識に奥歯を噛みしめていないか気を付けることで、かみ合わせ悪化のリスクを低減できるでしょう。

Q.虫歯・歯周病になるとインビザラインを続けられないの?

虫歯や歯周病になると歯形が変化してしまい、マウスピースが合わなくなってしまいます。そうなるとマウスピースを装着しても意味がありません。早期発見・治療すれば、インビザラインの治療計画を微調整しつつ継続できるので、定期的に口腔内の状態を病院でチェックしてもらいましょう。虫歯や歯周病の症状が悪化すると矯正治療を中断することになるため、そうならないようにお気をつけください。

Q.予定よりも治療期間が伸びるのはどんな時?

治療期間が延びる主な原因は「アライナー装着時間の不足」と「治療計画の立て直し」です。アライナーの装着時間の目安は1日20時間以上となっているため、予定している治療期間内に矯正を完了させるためにも装着時間をきちんと守りましょう。

膨大なデータに基づいて治療計画を立てるインビザラインですが、歯の動き方には個人差があるもの。シミュレーション通りに歯が動かなかったときは治療計画を立て直す必要があるため、そのぶん治療期間が予定より伸びてしまいます。そうなった時でも治療完了まで継続して通い続けられるように、通いやすさを重視してクリニックを選ぶことが大切です。

Q.IPRで起こり得るインビザラインの失敗は?

歯を動かすスペースが少ない場合、IPR(歯にやすりをかけて削る方法)で少しずつ隙間を確保するケースがあります。このとき、歯を削り過ぎて失敗しないように注意しましょう。例えば、元の歯が小さいのに削り過ぎてしまうと、小さすぎて不自然に見えてしまうことがあります。また、歯を削り過ぎて必要以上にすき間ができると、その隙間を埋めるのに時間がかかるため、治療期間が延びてしまうのです。

失敗しないためにも、歯を削り過ぎず、無理やり動かさない、歯の動きや矯正治療に詳しい信頼できる歯科医師に依頼しましょう。

Q.抜歯で起こり得るインビザラインの失敗は?

IPR(歯にやすりをかけて削る方法)で確保できる隙間はわずか数mmです。それだけでは足りない場合、小臼歯を抜いて歯を動かすスペースを確保する方法があります。ただし、アライナー装着時にかかる負荷の影響で、異動させる予定の歯が空いたスペースに倒れ込んでしまうことがあるので注意が必要です。歯が倒れてしまった場合は治療計画を立て直してリカバリーする、またはほかの矯正治療を併用する必要があり、治療期間も長くなってしまいます。そうならないよう、どうして抜歯が必要なのか、ほかに選択肢はないのか納得できるまで歯科医師とすり合わせましょう。

Q.インビザラインを始めると口臭がキツくなるの?

インビザライン治療では、アライナーをつけたまま約半日を過ごすため、唾液による自浄効果が薄れてしまいます。そのため、口臭の原因である食べかすや汚れが口内に溜まりやすく、臭いがキツくなりやすいのです。

インビザライン治療中は、液体歯磨きとデンタルフロス、歯間ブラシなどを使って口の中を丁寧にケアしましょう。また、アライナーもこまめに洗い、水気をきって保管することが大切です。

Q.インビザラインで歯が抜け落ちることがあるって本当?

インビザライン治療は、アライナーを装着することで歯に力を加えて、歯を固定する「歯槽骨」という骨の形を変化させていきます。そのため、治療中の歯に触れたとき、グラつくのは正常な現象です。そのまま歯が抜け落ちることは基本的にありません。

ただし、歯を固定する力が弱まっているのは事実なので、歯に強い力をかけるのはNGです。アライナーを着脱する際は細心の注意を払いましょう。

Q.インビザライン治療で歯の神経が死ぬことってあるの?

歯の移動量が多いと、負担がかかりすぎて歯の神経が壊死することがあります。これは、インビザラインに限らずどの矯正治療にも共通するリスクです。歯の神経は壊死すると黒くなりますが、そのまま残しても機能的な問題はなく、日常生活にも機能的支障はありません。ただし、見た目が気になる方は多いでしょうから、歯の神経に無理な負荷をかけない範囲で治療計画を立ててくれる医師を見つけましょう。