インビザライン治療には条件の異なるパッケージプランが複数あり、どのプランを選ぶかによって費用相場は変わってきます。参考までに川崎市内にあるインビザライン治療院の料金情報を調査して、プランごとの費用相場をまとめました(上顎・下顎の両方を矯正した場合の相場)。
コンプリヘンシブ | 660,000円~1,210,000円(税込) アライナー作成枚数制限なし・全顎矯正 |
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GO | 350,000円(税不明)~990,000円(税込) アライナー作成枚数20枚まで・部分矯正(前歯のみ) |
ライト | 407,000円~550,000円(税込) アライナー作成枚数14枚まで・全顎矯正 |
ファースト | 330,000円~1,430,000円(税込) 永久歯に生え変わる時期の子どもが対象のプラン |
クリニックを選ぶうえで「安さ」は大切なポイントですが、あくまでも症例に合った方法を選ばなければ歯並びは良くなりません。事前にどのパッケージプランの料金なのか、そのプランは自分の歯並びを改善できるプランなのか、入念に確認しておくことが大切です。
クリニックによって、治療費のみを記載しているクリニックもあれば、検査・診断料、調整料、保定装置代などを含む総額を記載しているクリニックもあるため、一概に公式サイトに掲載されている金額だけを見て安い・高いの判断はできません。治療途中に追加費用が発生して、結果的に予算オーバーにならないよう、無料カウンセリング等を利用して事前に以下の料金内訳を確認しておきましょう。
インビザライン治療を始める前に、口腔内の状態を分析する必要があります。検査・診断の方法はクリニックによって様々で、粘土のような素材を使って型を取るところもあれば、歯科用CTや3Dスキャナーで立体的に口腔内のデータを取得するところも。検査・診断に使用する医療設備によって金額が妥当かどうか変わってくるので、検査内容まで事前に確認しておきましょう。
因みに、川崎エリアのインビザライン治療院の検査・診断料は0円(治療費用に含む)のところもあれば、1回55,000円(税込)かかるところもありました。
調整料は、矯正治療中の歯がシミュレーション通りに動いているか、アタッチメントは正常か、クリーニングできているかなど、口腔内の状態を医師に確認してもらうための費用です。推奨している通院頻度自体がクリニックによって異なるため、どのクリニックの調整料が高い・安いという判断はしづらいところ。
川崎エリアのインビザライン治療院の調整料は0円(治療費用に含む)のところもあれば、通院の度に11,000円(税込)かかるところもありました。インビザライン治療は長期にわたるため、調整料によって治療完了までにかかる総額が大きく変わってきます。後悔しないよう、かならず事前に確認しておきましょう。
矯正後の歯は位置が安定しておらず、元あった場所に戻ろうとする性質があります。これを防ぐために必要なのが保定装置です。初めはインビザラインのアライナーと同じくらいの時間つけ、徐々に装着時間を短くしていきます。使用期間の目安はおよそ1年~2年です。
川崎エリアのインビザライン治療院の保定装置代は0円(治療費用に含む)のところもあれば、44,000円(税込)かかるところもありました。
矯正治療中にアライナーを再作成するケースは主に3つ。1つ目は予定通り歯が動かず、治療計画を立て直す場合。2つ目はアライナーが破損してしまった場合。3つ目はアライナーを紛失してしまった場合です。
このうち、アライナーを紛失した場合は追加費用がかかります。マウスピースを1枚再作成するにつき、約10,000円(税込)かかると考えておきましょう。インビザライン・コンプリヘンシブは5年間保証がついているため、追加のアライナー作成料金はかかりません。
ひとくちにワイヤー矯正といっても、金属製のブラケットか、目立たないクリアブラケットかによって相場が変わってきます。金属製のブラケットは比較的安価で40万円~80万円が相場。目立たないクリアブラケットは60万円~90万円が相場です。
川崎エリアのインビザライン治療は、どのパッケージプランを選ぶかによりますが、部分矯正なら350,000円(税不明)から990,000円(税込)、全顎矯正は407,000円(税込)から1,210,000円(税込)が相場なので、ワイヤー矯正と比べて大きな差はないと言えるでしょう。
デンタルローンは金利が一般的なカードローンよりも安く、分割回数も多く設定されている歯科診療用の制度です。矯正治療を希望しているクリニックの窓口で申請ができます。ローン会社が治療費を立て替えて、利用者は治療費と手数料を毎月少しずつ返済する仕組みです。
月々いくらになるのか気になる方のために、イオン銀行のデンタルローンの返済額シミュレーションを利用して、8年借入・年間金利でデンタルローンを利用した場合の毎月の支払い金額を算出してみました。
デンタルローン利用額 | 毎月の返済額 | |
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コンプリヘンシブ | 660,000円~1,210,000円 | 7,983円~14,636円 |
GO | 350,000円~990,000円 | 4,233円~11,975円 |
ライト | 41,000円~550,000円 | 4,959円~6,653円 |
ファースト | 330,000円~1,430,000円 | 3,991円~17,297円 |
利用するデンタルローンによって借入期間・金利は異なるため、あくまでも上記は目安の金額になりますが、毎月10,000円以内の支払いでインビザライン治療を受けられる可能性があるのはうれしいですね。
1年間のうちに支払った医療費が10万円を超える場合、医療費控除の対象となります。もちろんインビザライン治療も医療費控除の対象です。税務署へ確定申告すると所得税が減額され、医療費の一部が還付されます。デンタルローンを利用する場合、契約した年に支払った金額が控除の対象となるので、その点も踏まえたうえで支払い計画を立てましょう。